政府より魔女へ
帰り道、彼女は出口までついてきてくれた。

「あなたの上司に言っておいて。協力は今回だけよ。協力後、私に一切手を出すな、と。もう過去のように、あんなにつらい目にあうのはいやよ」

「え、でも君はまだいなかっただろ」

「どうかしらね」

「まさか‥‥‥」

「私は魔女よ」


鼻で笑う彼女は、それでも最後まで、

寂しげな瞳をしていた 。



【怪物G】終
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