隣の君がすき。
三章 年の差


中学校の生活にも少しずつ慣れ、今立ちはだかっているのは、5月の中句……。

中間テスト、であった。


少しずつ、翔太くんのノートのお陰で英語も段々とすらすら覚えることができた。


部活は、バドミントン部に入り、今は素振りや打つ練習をしている。


「やだなあ、テストなんて」

莉子ちゃんがポツリと言った。

「9教科とかふざけてるよね!音楽とか美術とかも問題でるんでしょ?」

「保体とか無理!てか男子、保体なら得意だよね」

他小の友達が言った。

今では、もう仲良くなって一緒に行動したり、遊んだりするようになった。

「男子は変態の塊っていうか」


中学生になったら、少しは大人になるんじゃないかって思ってた男子も、ちっとも変わっていない。

他小の人たちが加わり、さらに下ネタや悪ふざけが激しくなった。


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