本当の理由

大切なもの



優くんとお揃いの…大切なものなのに…っ…



―――――

―8年前―…

私が小学校3年生の頃。

私の家の隣に、ある男の子が引っ越してきた。


「二人とも公園で遊んできなさい。」

私のお母さんと優くんのお母さんは言った。

「私、有紀!よろしく!」

私は人見知りだったけど、何故だかわからないけど…その子だけには自分から自己紹介してしまった。


「僕、優李。よろしくね」

「うん!公園行こう!」


これが…優くんとの出会いだった。


私は優くんの手をひいてよく行く公園に向かった。


なんと優くんは私と同い年で学校もクラスも一緒になるらしい。

そう思うと凄く嬉しかった。



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