BOND
「あんた誰。」


「ツレだけど?」


「なら黙ってろよ。」


「お前こそ、もう越智を苦しめんなよ。」


「はぁ?」


「ちょっ!やめて!」




今にも喧嘩が起きそうな雰囲気。




私は二人の間に入り、止めた。




「友、来い。」




裕が私の手を引き歩き出す。




「いやっ!」



私は裕の手を振りほどいた。



「友‥。」


「どうして?どうして今更現れるの?今まで何してたの?何がしたいの?私を苦しめたいの?何?意味わかんないっ…。」





私は涙が溢れだした。





「友落ち着け。」


「触らないで!!!」



あのまま終わってた方が辛くなかったのに…。
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