BOND
行先はなく、ただ走った。




もうイヤだ…。





「待って!」



私は手を引かれた。



「離してっ!!!」


「越智、俺だ。」


「っ…。」



私は武藤くんに抱きしめられた。




「ごめ…。」





抱きしめる力を強くする武藤くん。




「越智‥。」


「ふっ…うぅっ‥」




もう心がボロボロで…。





生きてることすら辛く思えて…。





武藤くんの腕の中で、私は…壊れた。
< 117 / 432 >

この作品をシェア

pagetop