青春途上中〈2〉
「ならいいんだけどねぇ~。
今にも泣きそうな顔してたから、お母さんは、ついついお節介しちゃいました~」

祥太の言葉に松橋は、チクッと痛み出す。

学校に行けば紛らわしになると思って行ったけど気持ちが、どんどん溢れて泣くのを堪えていた。

へらへらと笑う。
祥太は、ブランコを漕ぎ出した。

「お前こそ、ワザとらしいじゃねぇか」

ブランコを漕ぐのを止めて足でストッパーをかける。






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