甘きゅん【完】
――放課後。
蓮がバスケをやってる体育館のドア付近。
蓮のファンの子達にまじって、練習が終わるのをけなげに待ってるあたし。
「ねぇ…さくら。
ホントにこんなので上手くいくかな~?」
即席で巻いてもらったカールを指に巻き付け、ピンクの口紅を塗った唇を尖らせ、さくらに聞いてみる。
「まぁ、ものは試しだし?」
「って…。
あんたの案でしょう!!
しっかりしてよっ!」
さくらの肩を揺すると同時に、さくらが言った。