甘きゅん【完】
…のはず、なのに。


蓮がプっとふきだした。


「美月…。
おまえ、この口どうした?
イチゴチョコの食いすぎか?
おまえ、昔から好きだったよな―…」




そう言ってあたしの手から、さっき蓮に渡したタオルを奪って、あたしの唇をゴシゴシ拭き――…



「髪の毛もどうした?
朝よりもひどいぞ?
誰にやられた?」



そう言って、手ぐしでカールをほどく。

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