甘きゅん【完】
「あ、美月。
動揺してる。
おまえ、ほんとにわかりやすいな」



蓮はあたしの顔をのぞきこみながら、目を細めて楽しそうに笑った。



「美月の甘えるところを見るのは、明日までの宿題にしといてやるよ」


あたしのおでこをピンと指ではじいて立ち上がり、



「今日はもう帰れ。
送ってく」


テーブルの上の教科書とノートをまとめてあたしに渡した。

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