甘きゅん【完】
「ち…違うよ。
繭ちゃんも美波ちゃんも雪奈ちゃんも…。
とってもとっても優しいもん」


だから、そんなひどいことをするはずない。


クラスの男子に何を言われてもいい。
あたしはここで待ってるもん。


精一杯の気持ちを口にして、でもこらえきれずに下を向くと――…


「なぁ。
俺らも、こんなヤツほっといて行こうぜ?
貴重な時間の無駄だっつーの」


男の子達が歩き出す靴が見えた。

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