甘きゅん【完】
肩を痛いくらいに掴まれて、


「もう一度、言う。
オレはおまえのことが好きだ」


翼くんに――…


“告白”された。


「…う…そ…でしょ?」


真剣な翼くんの顔を前にしても、信じることなんか、到底できない。


「嘘…って」


そこで翼くんは、はー…っとため息をついた。


「どこの世界に。
好きだって告白して。
嘘…って、言われる男がいるんだよ」


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