天の邪鬼な私とアイツ
ミスター藤ヶ丘
「それでは結果発表にうつります。」
アナウンスが流れ、私たちは再び観客席に戻った。
「まず、個人賞の発表です。ミスター藤ヶ丘は、断トツの得票数278票で、2年4組の小山薫くん!」
え、嘘でしょ?
アイツが1番になったの?
「ミス藤ヶ丘は、得票数164票で、3年5組の三島亜矢さん!」
壇上に上がって行くアイツ。
なんか別世界の人みたい…。
スポットライトに照らされているアイツは眩しかった。
「すごいね、278票っていったら8割くらいの支持だよ!」
隣に座っている詩織が私の肩をバシバシ叩く。
それだけの人がアイツに投票したんだ。
「個人賞のおふたりには、アミューズパークのペア券をプレゼントします!」
周りにつられて、私も拍手をするけど、アイツが1番なんて…。
「続いて、クラス賞を発表します!なお、クラス賞の商品は焼き肉店藤ヶ丘の半額券です!」
ウォー
何故に雄叫び?
「それでは、総合優勝は…」
思わず手をギュッと握る。
「得票数472票で、2年4組!」
アナウンスが流れ、私たちは再び観客席に戻った。
「まず、個人賞の発表です。ミスター藤ヶ丘は、断トツの得票数278票で、2年4組の小山薫くん!」
え、嘘でしょ?
アイツが1番になったの?
「ミス藤ヶ丘は、得票数164票で、3年5組の三島亜矢さん!」
壇上に上がって行くアイツ。
なんか別世界の人みたい…。
スポットライトに照らされているアイツは眩しかった。
「すごいね、278票っていったら8割くらいの支持だよ!」
隣に座っている詩織が私の肩をバシバシ叩く。
それだけの人がアイツに投票したんだ。
「個人賞のおふたりには、アミューズパークのペア券をプレゼントします!」
周りにつられて、私も拍手をするけど、アイツが1番なんて…。
「続いて、クラス賞を発表します!なお、クラス賞の商品は焼き肉店藤ヶ丘の半額券です!」
ウォー
何故に雄叫び?
「それでは、総合優勝は…」
思わず手をギュッと握る。
「得票数472票で、2年4組!」