恋する事件簿【完】
ドキッとしたのは体調のせいだ。

…そうそう。

難波の匂いにときめくわけがないんだ。



「おい」



「…何?」



「ちょこまかし過ぎや」



ヒョイッと抱き抱えられ、私は固まる。

…え、え…?



「無休やったし、しゃーないか」



ベッドに寝かされ、布団を雑に掛けられた。

「寝ろや」と言われ、しぶしぶ目を閉じる。

子供みたいに頭を撫でられ、目を開けようにも眠気が襲う。

私は「ふぅ…」と息を吐き、眠りに就いた―――……。




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