喫茶冬景色
第1章さよならだ

久しぶり

「よ。雅美。久しぶり。」

急に呼び出して悪かったな。
 
何週間ぶりだ?2週間ぶりか。変わりないか?
 
「そう。」
 
なぁ、俺さ、そろそろ考えたんだ。俺たちのこと。
 
「やっぱな。半端よくねぇと思うんだ。」
 
お前は聞きたくないって顔してるけどな。俺はちゃんとしたいんだ。
 
 
━━だから━━
 
 
「だからな、はっきりさせよう。」
 
 
俺たち。
 
嫌か?
 
泣くなよ。
 
俺、お前に逢えてよかったって思ってるからさ。
 
 
━━だから━━
 
 
だからさ、さよならだ。
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