喫茶冬景色
なぜかそんなことになってた。
 
しかも、その日集まっていたのは安達と斉藤はそのお披露目会のつもりだったらしい。
  
「安達が言ってたぜ。」
 
「は?」
 
「え?俺は新垣に聞いた。いや~めでたいね。モリアキにもついに春が来たかぁ。」
 
「は?」
 
何でそんなことになってるんだ?そんな疑問は絶えなかった。
 
「しかし、意外と勇気あるんだな。モリアキ。」
 
どゆこと?
 
「なんか、昨日みんなのいる教室でぼぼぼおぼぼぼ僕と付き合ってくださいとか言ったんだろ?」
 
言ってねぇ。
 
「どうなん?言ったの?鈴木さん?」
 
嬉しそうな顔してるな斉藤。
 
 
「昨日、終礼後の教室でぼぼぼおぼぼぼ僕と付き合ってくださいとか言ったんだろ?」
 
言ってねぇ。
しつけぇぞ、安達。
 
「ぼぼぼぼ、僕と週末暇だったら一緒に遊びに行きませんか?とは聞いた。」
 
オイ。鈴木。
お前はそこ答えるなよ。
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