赤い狼 参





「…えっと…」



そんなに喜ばれると逆に困る。



「いやー、ヤベェ!食うのもったいないな…。」



そう言いながら食べたそうな顔をしている男の人を見て、少し笑えた。




「今からご飯持ってきますね。どのくらいの量がぃぃですか?」



「大盛りで!」



「あ、はい。分かりました。」




大盛りってどのくらいなんだろうか。



お茶碗を手に取ったはぃぃが、どのくらいの量をよそえばぃぃのかが分からなくて悩む。




「…取り敢えず、こんなもん?」




適当にお茶碗に入れてみる。



そこで気付いた。


あ、男の人に聞けばぃぃんじゃ?




「あの、このくらいでぃぃですか?」




キッチンから顔を覗かせてお茶碗を見せる。




「もっと多め!」



「あ、分かりました。」




どんだけ食べるんだ。



今、お茶碗にはご飯が少し盛ってある。



もっとって…




案外、男の人は食べるんだと思ってなんだか感心した。


私は元々、少食だから。




「はい。これでぃぃですか?それと、お茶です。」




よそったご飯とさっき沸かしておいたお茶を出す。






< 256 / 410 >

この作品をシェア

pagetop