天使のキス。
バクバクする心臓をなだめながら、懐中電灯を探すときに、かばんの上に放りだしていたケータイ電話に手をのばした。


見ると“悠”の文字がサブディスプレーに踊ってる。


…ん?
悠?
…なにかなぁ。


この前から全然しゃべってくれなくなっちゃったから、電話にでるのも気まずいんだけど――…


そう思いながらも、出ないとさらに気まずくなりそうで


『は…い』


恐る恐る電話に出ると――…


< 281 / 921 >

この作品をシェア

pagetop