天使のキス。
「あ…あの~
ゆ…悠くん?
そろそろ、ケーキのロウソクに火でも点けませんか?」
冷たい空気に、あたしの敬語。
「…」
無言の悠。
くぅっ。
この空気、いたたまれないっ!
もう、いいじゃん。
せっかくのお誕生日なんだし、楽しくやろうよぉ♪
暗いというか、不機嫌極まりない悠を盛り上げようと、ロウソクに火を点け、あたしはわざと元気よく言った。
「さあ~悠くん。
お誕生日おめでとう!!
火を消しちゃってくださいな~☆」