天使のキス。
「あ、悠…」
クローバーの丘に着くと、悠はもう来ていて、どんより曇った空を見上げていた。
「あの…
悠…
話って…何?」
あたしの呼びかけに、悠があたしの方を向いた。
しっかりとあたしに合わせた視線をはずして、おもむろに悠が口を開く。
「愛里。
おまえ、さ。
さっきまで、どこにいた?」
「え…?」
「さっきまで、おまえ、誰と一緒だった?」
「え…?」
悠の質問の意図がよくわからない。