モデル同士の恋
ってか時間!!


忘れてた。



時計を見るともう8時になるところだった。


今から歩いていったんじゃ間にあわねえな。




「結衣!
外でチャリだして待ってるから早く着替えてご飯食って出てこい!」



「へ!?あ!
時間ヤバイ!!」


結衣はやっぱり時間に気づいてなかったな。




「だから早くしろって言ってんの!
遅刻すんの嫌いなんだろ?」



「嫌い!」

「じゃあ頑張れ!」


そう言って俺は結衣の部屋から出る。



下へ行くとおばさんが

「結衣、そんなに寝起き悪かった?」

と聞いてきた。



寝起き悪いのも事実だけど。

俺のせいでもあるからやめておこう。



「いや!
話してたら時間忘れてた…。」



「あらら~。」


「ということでチャリだしてきます!」


俺はそう言ってリビングを出て玄関に向かう。



ちょうど玄関を出るとき

「気をつけてね!」

というおばさんの声が聞こえた。



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