モデル同士の恋

あ、そうだ。


颯太は駅前のカフェなんかに
行かないと思うから割引券貰おう!!


今度夏希と美月を誘ってみんなで行きたいし。



「ねー颯太!
カフェの割引券頂戴!!」


「カフェ?なんの話だ?
俺景品カラオケタダ券とゲーセンのコインの引換券だけど。

なめてんのかって話じゃね?」



女子と男子で違うんだ!



ってかゲーセンのコインって…

もう高校生なんだし…



「なーんだ!
あたし達の方がいい景品だ。
ざまあみろ!」

あたしは意味ないところでえばってみせる。



「お前意味わかんねーよ。」

颯太は至って冷静だ。


つまんなーい。


張り合いないんだから。




それがなんだか物足りないような、
嫌な気分になって

「もういいですー!
颯太の馬鹿!」

あたしはそれだけ言って走って
みんなのところへ行った。


あれ、何やってるんだろあたし。

ただの馬鹿じゃん…?


そう思いながらも今更戻るのもいやだったから、
みんなのもとへと急いだ。


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