モデル同士の恋
…それってもしかして、葵君のこと!?


うわ、最悪だ。



「違うの!
彼氏でもなんでもなくて、
ただの友達!

散歩しに行ったら会ったから
送ってくれたの」

あたしは必死に弁解をし続ける。


なんで朝から
こんなに体力使わなきゃいけないの?


はあ。


お母さんはまだまだ若いな…



「あら、そうだったの?
それならそうとはやく言ってよ」

…お母さんがひとりで
ずっとしゃべってたんじゃん!


でもあたしにはそんなことを口に出して
口げんかが出来るほどの気力はなくて、

心の中で叫ぶだけで止めた。


寝よう。


こんな人に付き合ってちゃいけない。


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