確信のない約束。【下】
「ううん・・・大丈夫」
「よかった。・・・凛。上見て」
言われた通りに空を見上げると、今まで見たことのないような数の星が・・・
夜空を彩っていた。
星は輝きを失わず、絶えずきらめいてる。
それが、漆黒の空に映えていた。
「これ・・・見せたかった」
真司は、この空をあたしに・・・?
「すごい・・・キレイ・・・」
一筋の涙が流れる。
こんなに・・・
こんなに広い世界で真司に会えた。
それはなんという奇跡なのか・・・