Drei Drachen
「とりあえず、テストの点と出席日数は何とかしてくれよ。留年とか色々面倒だから。あ、それと授業はキチンと受けた方が身のためだぞ。先生皆、腕っ節強いから」
彼はニヤリと笑うと、またタバコをくわえた。
その言葉に辺りが少しざわめく。
多分テストの点と出席日数さえ足りていれば、授業なんて適当に受けておけばいいと思っていたんだろう。
こんな不良ばっかりの学校、普通の教師じゃ勤まらないから、少し考えれば分かることだろうに。
何て、かく言う私も多少適当でも大丈夫と思っていたんだけれどね。
「あー、今日はこれで終わりだから。明日からキチンと来いよ」
ふと思い出したように担任が言う。
これで終わり?
また随分適当だな。
こんな人が担任で大丈夫なんだろうか。
一抹の不安が胸を過ぎったけれど、まあ何とかなるでしょう。
それより、終わったんだったら來礼のところに行こうかな。
そう思い、鞄を持って立ち上がろうとした時。


