君に出逢えた奇跡

裏切り

「追いかけてどーなんのかなーww」




「莉子!てめえ」




「殴ったらどうなるかわかってる?」




「・・・くそっ・・・」




「護が悪いのよ!護があたしを振るから!」




「それと奈菜は関係ない!」




「あたし達が護の好きな人、知らないとでも思った?」




「え・・・?」




「奈菜が好きなんでしょ?見てればわかるしww」




「だからなんだよ」




「へ・・・www?」




「好きで何がわりいんだよ!」




「それ・・は・・」




「もう・・俺行くから」




「あっ・・・・」




・・・・・・・・




「・・・・・・・・・・・・」




ザザー




あたしはいつの間にかバスで海の砂浜に来ていた・・。




そう・・・あの日護と行った海だ・・・。




「海が近くてよかった・・・」




ここは愛知県の知多だったから、海がバスですぐのところにあった・・。




「砂浜にでも座るかな・・・」



「・・・・・・・・・・」




ザザーザザー




あたしは目を閉じて思い出した・・・あの日のことを・・・。




「楽しかったな・・・」




護は味方だと信じていた・・・なのに・・・あの連中と一緒だったなんて・・。




・・なー!?




「・・・?誰かが叫んでるのかな・・・」




「奈菜ーーーーーーーーーーーーー!?」




「え・・・?奈菜?」




あの影は・・・・!




「護!なんで・・・・」




「やっと見つかった・・・」
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