君に出逢えた奇跡
「うっ・・・・っ・・・」






死んでやる・・。そんで、あいつらを後悔させてやるんだ。





あたしは今自分が通っている学校の屋上にいる。





「お父さん、お母さん・・今まで・・ありがとう・・さよなら・・。」





思いっきり飛び降りようとした…





その時!






ガシッ






「え・・・・?・・」






「自殺なんかして、憎んでる奴が後悔すると思うか・・?」







なんで・・・あたしの心を・・?







「あんたには関係ないでしょ・・離してよっ・・」






「無理・・。」





「死ぬのは人の勝手でしょ・・。」






「お前、本気でそんな風に思ってんのか?」







「そうじゃない・・てか見ず知らずの人に言われる筋合いない!」







「・・・は・・?俺のこと知らねーの?」







「知らないけど何か?」






「俺、同じクラスの・・・」







「もういいわ。あたし他の場所探すから」






「おい、待てよ!」







「だからなんなのよ!邪魔しないでって言ったでしょ!」








< 2 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop