想うだけならいいですか?
先生
「玖條(クジョウ)先生

 次は2組です」


玖條先生は数学担当の先生です


「わかった」


若いですが

無口で笑ったトコロを見たことがないです

で、そんな私、伊波琥春(イナミコハル)は

先生を迎えに行ったり

ノートを運んだりする数学係りです


「私、玖條先生

 あんまり好きじゃないんだよなぁ

 かっこいいとは思うんだけど

 あの鉄仮面じゃなぁ・・・」


そう言ってるのは

私の友達の実羽(ミウ)です


「という訳で

 先生チョーク忘れてったから

 琥春持ってっといてー」


「・・・え!?」


私も正直近寄り難いです・・・


* 
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