7 STARS
「夢…?」
「っ…なんでっ…。」
「…?」
「なんで思い出させるの…?忘れ…たかったのにっ…!」
「誕生日を忘れたかったの?」
夢は小さく頷いた。
こんなはずじゃなかった。
誕生日なんて忘れさせてくれるだろう、そう思ってここまで着いてきたのに。
「最初からこうするつもりだったの?」
「気付いたのは偶然だったよ。
祝いたいと思ったのは必然かもしれないけど。」
「ここに連れてきたのは祝うためだけ?」
「違うよ。」
「え?」
「それだけじゃない。
夢と一緒に進むためにここに来た。」
「…どういう意味?」
「9月1日、覚えてる?」
「…うん。」
忘れるはずもない。
ショウと出会った日。夢がショウを拾った日だ。
「あの日、もうそろそろ死んでもいいかなって思ってたんだ。」
「え…?」
ショウに似合わない『死』という言葉。
それがあまりにも自然に落ちてきたことに驚く。
「っ…なんでっ…。」
「…?」
「なんで思い出させるの…?忘れ…たかったのにっ…!」
「誕生日を忘れたかったの?」
夢は小さく頷いた。
こんなはずじゃなかった。
誕生日なんて忘れさせてくれるだろう、そう思ってここまで着いてきたのに。
「最初からこうするつもりだったの?」
「気付いたのは偶然だったよ。
祝いたいと思ったのは必然かもしれないけど。」
「ここに連れてきたのは祝うためだけ?」
「違うよ。」
「え?」
「それだけじゃない。
夢と一緒に進むためにここに来た。」
「…どういう意味?」
「9月1日、覚えてる?」
「…うん。」
忘れるはずもない。
ショウと出会った日。夢がショウを拾った日だ。
「あの日、もうそろそろ死んでもいいかなって思ってたんだ。」
「え…?」
ショウに似合わない『死』という言葉。
それがあまりにも自然に落ちてきたことに驚く。