フルボッコ同盟

「人は幸せになるために生まれてきたんだよ。私たちも幸せになるべきだ。」

「…。」

「雄真君に今必要なものは?」

「愛が欲しい。」

「ぶはっ!まさか雄真君の口から愛という言葉が出るとは。」

「悪いかよ。」

「いや、悪くない。でも私の愛は高いよ。」

「金取るのかよ。」

「仕方ない。今だけ期間限定で無償の愛をやるよ。」

「わー、太っ腹ー。」

2人は手を繋いで植松家に帰った。

「ご飯どうする?」

「旅館で買った弁当がある。」

「準備いいな。」

「だろ。」


お腹がいっぱいになった2人は寄り添って眠った。

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