その手で撫でて
気になる存在
私ゎ差し出された野上サンの大きな手に
どうしても触れる事が出来なかった・・・
「はじめまして、藍です」
別にママの恋人に
大人っぽくみられたかった訳じゃない
ただ、なぜか
゙子供゙に見られたくなくて
精一杯の゙大人゙を演じて
軽く微笑んだ
゙野上サン゙も差し出したその手を持て余しながら
「藍チャンゎ美紀サンに似て可愛ぃらしい子だね」
とだけいって
その愛しい手をそっと下げた
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気になる存在