怨念の館
第一章

〜始まり〜

まだまだ寒い二月の終わり、久しぶりに天気も良く暖かい日だ。

俺はK大学に通う二十歳で吉田真二(よしだしんじ)
高校を卒業と共に親元を離れて、一人暮らしをしている。

今日も大学へ行くため、もう見慣れた道を歩いて通学中だ。

真二「ふぁ〜ぁ。ダメだ眠みぃ…」

朝が極端に弱い俺はフラフラしながら今日は帰って寝ようかな。なんて思っている。

「真二〜!おっはよぅさーん!!」

急に後ろから、やけにテンションの高い声が聞こえて驚きながら振り向くと、親友の長瀬大樹(ながせだいき)がニコニコしながら立っている。

大樹「お前今帰って寝ようかな〜とか考えてただろ?(笑)」

真二「思ってねぇよ(笑)」(コイツは俺の心が読めるのか?)

大樹「いや間違いねぇな(笑)でも今日は帰るなよ。面白い話が有るんだ。」

大樹が面白い話が有ると言う時は、決まってロクな事が無い。
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