群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜
…俺と彼女は


手を繋ぎながら


しばらく床の上に横たわっていた。




「……おーちゃん…」




「…ん…。なに…?」





「…ごめんね。


─…初めてだったよね…。

俺、夢中で…」




彼女を抱いてから気が付いた。




彼女は初めてだって。




それでも


経験豊富なはずの俺の方が

全然余裕がなくて…



せめて、


優しく…



彼女のすべてを愛した。




そして…


ゆっくり


…彼女の中に入って





一つになった。





緊張をほぐそうとしたけど

俺の方が



緊張していたかもしれない…。




はにかんだ笑顔で


彼女は言った。





「……だから、好きな人としたかったの。


……ハルくんがよかったの…。」





…俺、胸が熱くなった。





そんな彼女が愛しくて



…抱き締めた。


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