トリップ少女
「本当に良いんだね?」
魔女が再確認する
断る選択肢なんてないと分かっていながら
「良いわ」
「ではこれを」
魔女は紫色の小瓶を差し出した
「この中の液体を一滴残らず飲むんだ。そうしたら」
-人間になれるよ
カレンは小瓶をじっと見つめて、蓋に手をかけた
開けるすんでの所でカレンはミランと若菜を見た
“ごめんなさい”
そしてカレンは瓶を開けて液体を一気に飲み込んだ
焼けるように熱い煙だった
そのどす黒い煙がカレンの体を包んだ