月夜の太陽
更に3日が過ぎたが、まだローズ様は目を覚ます気配がない。


ローズ様のいない食卓はまるで光を失ったかのように暗く重かった。


ローズ様が寝たきりになってからも、シエル様はいつもと変わらないが恐らくそんな事はないだろう。


子供たちや俺たちにこれ以上不安や心配を与えたくないのだと思う。



「お食事中失礼致します。シエル様にご面会になりたいとジオラ様とザック様がお見えです」

『通してくれ』

「かしこまりました」



ジオラさんとザックさんに会うのは助けてもらった日以来だ。


ローズ様の容態を聞いてきたのだろうか。


だが、シエル様の顔を見ると、ザックさんたちが来るのを待っていたかのようだ。



『食事中に申し訳ない』

『いや、構わんよ』

『ローズの容態は?』

『まだ目を覚まさない。思ったよりもダメージが大きいようだ』

『そうか………』



ジオラさんたちは辛そうな表情を浮かべ席に着いた。


その雰囲気が更にこの部屋の雰囲気を重くさせた。






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