シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
私に向けられた笑顔にただ、何も言えずに見入ってしまう。

…や…、どうしよ…。

すると専務の手がスッと私の頬に触れた。

「……!!」

えっ!!

「…涙。どうしたの」

ひ、ひゃあ…。

「あ、あの…」

モゴモゴしている私を専務の綺麗な瞳が映している。

その時――。

「ちょっと、圭吾さん!」

専務の背後から女性の声がした。

二人でそちらを見ると…。

あ…。この人…。

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