(長編)初めての恋~永遠に~
校内で透と何度かすれ違った。


見てないふりしながら、透を遠目で見ていても、透は麗を見ようとはしない。


普段通りの透を見ていると、寂しさを通り越して、苛立ちに変わっていってた。


あまり他の男の子と仲良くしなかった麗だったが、透の前ではわざと話しをしたり、仲良くしてるフリしたり…


そんな麗の行動を透はしらない顔をしながら感じていた。


切なくて、駆け寄って


「俺の麗だから…」


何度走り寄ろうとしたかわからなかった。


でも、今の透にはどうしようもない現実があった。


もう一度麗に触れたい…


透も自分の気持ちが辛くて…


何もいえずにただそのまま…
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