無口でクールな転校生。
キリッとした凛々しい瞳に、可愛らしい小さい鼻…。



スラッと白くて細い手足も、思わず抱きしめたくなるぐらいか弱く見える。



身長も小さくて、小柄だった。



転校生は教壇の前に立ち、真っ直ぐ前を見つめて自己紹介をした。



「…笹本沙優(ささもとさゆ)。よろしく」



彼女は無表情だった。



ニコッと微笑みもしなかった。



緊張してるのか…?



いや、それにしてははきはきとしてるし…。


< 14 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop