無口でクールな転校生。
謎の気持ちと想い
キーンコーンカーンコーン…


放課後になった。



俺はいつものように夏希を教室まで迎えに行った。



朝あんなことがあったから、少し気まずいけど。




隣の教室へ入ると、中に夏希はいなかった。



アイツ…どこに行ったんだよ?




「……あれ?」



よく目を凝らしてみると、教室の中で1組の男女が向かい合って話しているのが見えた。



しかもあれって……



笹本さんじゃん!



その隣にいる男は…夏希のクラスの転校生か?



たしか名前は……博明とか言ってたな。

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