タイトル未定。
第2話
「「白鳥学院…」」



どうやら学校名は聞かされていたものと一致はしたが、その門構えや大きさはワタシの想像を遥かに越えていた。



チラっ




――どうやら兄貴も。



目が点になってるし。



そんな兄貴がやっと口を開いた。






「門の両端にいるのって白鳥だよな?」



うん。



2羽の白鳥の銅像が大きく羽を広げこちらを見ている。




「なんでピンク色なの?」




…さぁ?




「しかも高校なのに“welcome”て今日は文化祭か何かか?」




…嫌、まだ早いだろ。
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