若恋【完】



先生はわたしのお腹につけたジェル状の液体をきれいに拭きとってわたしに小声で聞いてきた。



「お嬢さんは今何歳?」

「はい、17歳です」

「先月の生理あった日を教えて」

「え、と。わたしすごく不順なので先月はなくて…でもいつも遅れてきてたまに2ヶ月に一回っていうこともあるんです」

「………」

「あの、なにか…?」

わたしがそう答えるのを複雑そうに先生が見てた。



「…先生?」



トン。

先生はわたしのお腹の下あたりに手のひらを優しく置いた。

「…わたしは産婦人科じゃないからはっきりとは言えないけど、お嬢さんのお腹の中にはもしかしたら赤ちゃんがいるんじゃないかしら」





―――え?



え?なんて言ったの?






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