純粋に愛してる
プロローグ



「…ごめん」



それは何度も聞いた言葉。



「今度こそ、オレは――…」


そう言ってまた、あたしの手を放した。




幾度となくすれ違って、何度も傷付いて
あたし達はまた、同じことを繰り返す。




二人の運命が交わるまで―――






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