今夜も美味しいランデブー
鈍い音とともに缶コーヒーが自販機から出てくる音がしてそのコーヒーのランプが赤に変わる。
「うそ!
売り切れ…!」
思わずアタシは声に出してしまう。
彼はコーヒーを取り出してアタシと缶を交合に見る。
「これ…だったんですか?」
「あ、いえ…その、
いいです、別に」
あーなんかかっこ悪い。
「コレ、好きなん?」
彼は改めてアタシに聞く。
初めて口をきくひとでも関西弁だととても親しみがある。