年下彼氏くん


優しくされると泣きたくなる…。


「ま。今日くらい…胸貸してやる?」

「いいよバカ…」

「強がんなって…」

「きょっ…!?」


抱きしめられてる…?


でもあんまり京汰が優しいから


溢れてくる涙を止める術を知らなくて…。


京汰の胸で子供のように泣いた。


京汰のくせに…。


落ち着いた頃に


「平気なわけ?」

「ん〜!なんか泣いたらすっきりした!」

「そりゃよかった。俺の株アップ?」


ニコニコしてる京汰。


確実にアップだよ?


まあ、絶対言ってあげないんだけどね。


「ダウンだよダウン〜!」

「そりゃねぇよ留衣〜…」

「200年早いんだから♪」

「…………はぁ…」


ありがとね?京汰…。



このふたりが自分の気持ちに気付くのは…


もう少し先のお話です…。








< 69 / 181 >

この作品をシェア

pagetop