だって君が好きだから、
私、泣きそうじゃないもん。


「泣きそうじゃない!」


私は、大きな声で立ち上がった。


北村先生から、電話があった時、


お酒が入っててもりゅうき君に必要とされてるんだって…


舞い上がって、すごく嬉しかったのが馬鹿みたいだよ…


「りゅうき君のあほなす!嫌いだっ!」


私は、立ち上がってダッシュで居酒屋を出た。


『ちょっ…セナちゃん?!』


もう、知らない!!


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