だって君が好きだから、
「プレゼントだよ」


「……んっ」


りゅうき君は、そういって私の唇をふさいだ。


りゅうき君の綺麗な指先で、私の顎を少し開いて、


「んっ……」



私の口の中に


「学校でとれた、ミニトマトだよ」



ミニトマトの味が広がった。


「…、」




「…セナの顔、トマトみたい。」


「…き、今日は結婚式だからっ!」


「それ、関係ないよ」


「……っ」









END☆
< 48 / 289 >

この作品をシェア

pagetop