私のSuperstar! 〜Secret Love〜

我慢


「あんた、もしかして…」

「何?」

私は言ったらヤバいこと言った…

「隣に男いるでしょ?」

え?

なんで…

「ん〜。花恋?電話か」

タイミング悪く優星が目を覚ましてしまい、電話の側で言葉を発してしまった。

ヤバい…

冷や汗が止まらない。

「誰なの?」

言えるわけないじゃん。

「瑠花はなんで知ってるの?」

「家族旅行で、このホテル泊まってるから」

はぁ、終わった。

瑠花が見れば一発で、私の隣にいたのは優星だと分かるだろう。

「東京観光でもするの?いいなぁー」

話を逸らしても、こんな手は瑠花に通じるはずがない。



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