キミと夢の途中
今日は、一通り練習風景を見るように監督に言われた。


監督の隣に座り、
練習風景を眺めていた。


「どうだ?うちの野球部は?」


「なんか、すごいですね。みんな必死にボールを追いかけてる」


その中でも、ひときわすごいと思った人がいた。


「さっきのキャプテンの矢野くんは、ポジションどこなんですか?」

監督に聞いた。


「柚も翔は何か違うと思ったか。翔は、ショートだ。あいつの足の速さ、反射神経は別もんだからなぁ」


監督はうんうんと相づちをうっていた。


「へぇ~、そんなにすごいんだ」












長かった練習が終わり、みんな更衣室に向かった。


「明日からお前のマネージャーの仕事、やってもらうからな。仕事内容は、郁に聞いてるんだよな」


「はい、ノートにまとめてます」


「さすがだな。じゃ、明日からよろしく~」


そうゆうと監督は、手をヒラヒラさせながら帰っていった。





「私も帰ろ」








グランドを後にし、校門の所まできた時、後ろから声がした。





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