騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~

戦況


<由良>

「おい、お前は私の近くに居てくれねぇか?」
「はい分かりました。」
「お前とお前は状況をこまめに教えてくれねぇか?」
「分かりました!じゃあ、あたしらは倉庫の入り口付近に居たらいいですよね?」
「あぁそうだな。よろしく」
「「はいっ!!」」
(ふぅ・・・仕切るの大変だな・・・)
私がそう思っていると、さっき私の近くに置くと決めた奴がやってきた。
「由良さん大変ですねー」
「あぁ・・・えっと・・・」
(・・・誰だっけ??)
私がそう思っていると奴は少し笑いながら・・・いや、苦笑いで私に名前を教えてくれた。
「うちは坂本 梓です。これから覚えておいてください」
(坂本 梓か・・・ん?何か私と話し方が違う・・・??)
「じゃあ梓って呼ぶわ!ところで梓は京都の人か?」
「はい、うっとこは京都の宇治市の世界遺産、平等院の近くにがあります。」
「うっとこ?」
「あぁ!うっとこって言うのは私の家って言う意味です」
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