騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
第5章 <付き合い始めて>

確認


<由良>

「は~い!今日はもう解散!!」
優がそう言ったのはどんちゃん騒ぎが始まって3時間後のことだった。
「え~!!もう終わるのか!?」
(美輝・・・そろそろ終わろうよ)
私がそう思うと優が美輝に
「・・・ハァ。だったら1人でやってたら?」
と、呆れた感じに言った。
「・・・優のバカー!!何で1人でバカ騒ぎせんとならんのじゃ!」
そう言って美輝が優に殴りかかろうとしていた。
(美輝・・・何回このパターン続けるの・・・?)
私はそう思いながらいつものように2人の間に入ろうとした。
だがその行動をあいつが止めた。
・・・そう、神山 直也が・・・
「由良、いつもこんな感じなのか?」
「・・・そうだけど??」
私が不思議そうに答えると直也が吹き出した。
「何で笑うの!?」
「いや・・・なんか漫才みたいだからさ(笑)」
(・・・なるほどね)
私がそう思っていると美輝と優が攻防を繰り返していた。
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