恋の一方通行



そして


勝手に足が動き、並んでいた



順番が来て君が俺に尋ねた

『中③?この学校、志望?』

綺麗な透き通った声だった


『はい。』

口が勝手に動いていたんだ


君と同じ学校に通いたい一心で




すると君は俺の頭を撫でながら

「入試、頑張ってね。

応援してるから。」


少し大きめの綿菓子をくれた




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